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不謹慎な経済学 (講談社BIZ)不謹慎な経済学 (講談社BIZ)
(2008/02/21)
田中 秀臣

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★★★

久々の書評です。読んだ本が溜まってきた。

身近なものを経済学の切り口で読み解く「さおだけ」シリーズが非常に面白かったので、今回はもう少しマクロ的なトピックを経済学の切り口で考察する本書を紹介します。

見ての通り、多彩なトピックで読み物として、雑学としても飽きずに読みきれる。
(ただ、多彩なトピック過ぎて本質がなにかわからなくなることも・・・)


目次 - 講談社BIZ-netより引用(手抜き)

はじめに 「お金がすべてではない世界」を創るために
第1章 パリス・ヒルトンが刑務所で得たもの
第2章 人間関係が希薄化したのは、みんなが望んだからだ
第3章 オーラルセックスとエクスタシーの経済学
第4章 社会保障はテロリストのおかげで生まれた
第5章 官僚の天下り、本当は正しい!
第6章 ニートもハケンも、役人の利権を生むだけだ
第7章 経済の安定は攻撃的ナショナリズムを和らげる
第8章 ボランティアを義務化すると、経済格差が拡大する
第9章 最低賃金を引き上げると、失業も雇用も悪化する
第10章 ノーベル賞受賞者は、なぜ人種差別主義者と呼ばれたのか
第11章 アルファブロガーはラーメン屋に行列する人と同じ
第12章 リークと無責任の海に沈んでいくトンデモ中央銀行
第13章 クーデターが戦前の日本をデフレ地獄に突き落とした
第14章 「主権在米経済」が失われた10年に幕を下ろした
第15章 W杯や五輪が終わると、開催国は不況になる
第16章 世界最大の債務国アメリカの経済はいつ崩壊するのか
おわりに エコノミストは横並びがお好き


“不謹慎”という言葉通りトピックはユニークだけど、考え方は至極真っ当だと思った。
特に筆者の経済学に対する考え方を理解(賛同するかどうか置いといて)できれば、なるほどな、と全てのトピックについての説明に納得がいく。

*筆者の経済学に対する考え方とは、経済学が「お金ですべての問題が解決できるとする考え方」とか「社会を弱肉強食化させようとする考え方」ではなく、むしろ正反対のものであり、過度の競争が行われない社会や、弱肉強食化しない社会のあり方を考えるためにある。あるいは、「お金ですべての問題が解決できるわけではない」ことを学ぶためにこそ、存在意義がある。というもの。

この筆者の論理が世間一般で常識とされている論理と異なるため、“不謹慎な”、としているのかな?


個人的には天下り官僚やオーラルセックス、格差問題などのチャッチーなトピックも楽しく読めたけど、筆者の日本経済を大きく切る太い主張が本書の醍醐味で、最も読み応えがあった。

とりわけリフレ政策には賛成で、日本政府、日銀には確固たる戦略を持って取り組んでもらいたいと、切に願う。

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