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自分探しが止まらない (ソフトバンク新書 64)自分探しが止まらない (ソフトバンク新書 64)
(2008/02/16)
速水 健朗

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★★★

タイトルや帯を見たら読まずにおれなかった。

そして購入に至ったもう一つの理由は、著者は1973年生まれで私と同じ団塊ジュニア世代真っ只中。だから時代考察も近そうと思ったからだ。

実際読んでみると思ったとおり、自分史を振り返っているような面白さがあった。

例えば、中田英寿の引退コメントやK-1の須藤元気、「ねるとん紅鯨団」と「あいのり」の違い、サイババ、自己啓発セミナー、高橋歩、猿岩石ブーム、イラク日本人人質事件、などなど、その時代の若者にとって時代のシンボルとなる出来事やトレンドを、その時代の雇用や経済状況と照らし合わせてかなり詳細に分析されている。


格差社会を冗長している一因が非正規労働者の増加で(これはフリーターやニートだけでなく契約社員、派遣社員も含む)、現在なんと約400万人という説もある。←定かではない。

そしてなぜフリーターは定職(正社員)に就かないかというと、「自分探し」の途中だそうな。

その「自分探し」は就職活動の際に、「まず自分を見つめ直せ」、「本当の自分を知り、やりたいこと、自分に合った仕事を見極めろ」と教えられる。 確かに私もこのブログでMBAの受験対策で、「自分の軸を持つべき」なんて書いている。

だからマジメな人ほど教えの通り「自分探し」に一生懸命になり、そして行き詰ってしまう、という皮肉な結果に。 そう簡単にやりたいことや、本当に自分にあった仕事が学生に見つかるわけが無いよな。

マジメに悩んだ挙句、新卒で就職せず、もしくは就職はしたけど自分に合ってないと感じて3年以内に辞めてしまう。 少し前に流行った若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来にもつながる話だ。

確かに数々の成功本でも、やりたいことをやってたら成功していました(金持ちになってた)、という話は多いけど、嫌なことを嫌々やり続けて成功したというストーリは見たことがないな。

やりがいのある仕事、自分に合った仕事を見つけることも大切だけど、同時に世の中は「やりたいこと」を仕事にした人だけで構成されているわけではなく、むしろ仕事を「やらなけれればいけないこと」としてやっている大多数の人で構成されている、という現実もしっかり教えるべきだと思う。

こういう現実をよく踏まえた上でまだ「自分探し」を続けるなら問題ない。というか自己責任だから問題があるかどうかはその人次第。

ただ、本書の言う「自分探しホイホイ」のような自分探しをしている人を食い物にするビジネスにやられないよう、上記の現実をフラットに伝える教育が大切なんだと思う。


かくいう私自身もご多分にもれず大学時代には中国へ旅に出かけたり、目的も決めずにバイクで旅に出たり、思いきり自分探しをしてきた、、、、まあ若い頃に誰もが一度はかかる麻疹みたいなものだと思うが、“若い内に”おもいっきり悩んで考えて行動したらいいと思う。

オサーンになったらそんなこと言ってられない現実でいっぱいいっぱいになるから(T_T)

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コメント

自分探しについては養老先生のバカの壁とか読んでみると別の考察があっておもしろい。
オイラも一緒に麻疹にかかってたけどw今は仰るとおりいっぱいいっぱいです。
---------- shiko [ 編集] URL . 03/02, 03:54 -----

麻疹にかかってる間って、案外楽しいからタチが悪いよな^^

社長、会社リンク貼っとくぞ。
---------- S.Hayato [ 編集] URL . 03/02, 19:31 -----
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