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一度も植民地になったことがない日本 (講談社+α新書)一度も植民地になったことがない日本 (講談社+α新書)
(2007/07/20)
デュラン れい子

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★★★

旅行記が続いたので久しぶりに書評を挟んでみた。

本書は、海外でなにかを感じるきっかけになればと思って、日本からのフライト中に読みました。

高名な著名人や文化論者が書いた本ではなく、スウェーデン人と結婚してヨーロッパで暮らす、ごく普通の主婦が思いを徒然に書かれています。

それだけにちょっと歴史認識が浅かったり、ムリな導入もあって、100%なるほどとは思えなかったけど、筆者の素直で素朴な視点は変なイデオロギーなどがなく、旅行記のように気持ちよく読める。いわば海外生活が長い友人と久々に会って話しをしているような感覚だ。


私は学生の頃、思いつきで海外を旅したことがあるが、その際に現地の人と仲良くなり、話すたびにいつも痛切に思ったことが、日本のことをもっと勉強しておくべきだった、その旅をしている国との関係や歴史も勉強しておくべきだった、ということ。
特に歴史、訪れている国との歴史関係やそれ以外の様々な国際関係に関しては、知っているのと知らないのでは大きく違う。

相手は話したことがある唯一の日本人が“私”だけだったりする場合もある。だから日本代表
として間違った認識や伝えたいことはキッチリ伝え、正す必要があるので、議論ができるバックグラウンドは持っておく必要がある。(それをその国の言語で説明できる語彙力など語学も磨く必要があるが・・・)

ただ、一般的にこのような深い歴史問題や宗教、人種に関わる話は初対面では絶対にタブーである。だからこの手の話になるということは、関係が深くなってきている段階にあるということ。この段階で相手は日本人である私に対して、ほんとうに分かり合える人かどうか、ある意味テストとしてこういう話題を振ってきている場合もあると感じた。

実際ある友人とは夜通し歴史問題を議論した結果、向こうが私を理解して、かつそれが受け入れ可能な範囲だったのか、以後はそれ以前とは比べ物にならないくらい仲良くなり、プライベートな部分等、何でも話してくれるようになった。(海外でこの手の話を外人とすると、なぜか日本人としての意識が強く芽生えるため、この夜はかなり熱かった。)

個人的には、変に相手の気持ちを察して迎合するようなことを言うのではなく、確固とした歴史認識や日本の文化に誇りを持って対応するべきだと思っている。


自国をまず深く知ることが国際人としての第一歩ではないかと強く思うので、歴史や文化は興味がないことでも、“日本人”として議論が必要になりそうなことは広く、そして部分的には深く勉強しておきたい。


本書はその考える、勉強しておきたいと思うきっかけを与えてくれる。
そして難しい比較文化論の本を読むより現実的(日常的)なイメージがわくため、海外との関わりや日本のあり方(そんな大げさでなくてもいいと思うけど)を考える手軽な良書だと思う。
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