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先月のゼミ合宿にて、リーダーシップについてディスカッションするということで、そのベースとして課題図書にした一冊です。

創造力―自然と技術の視点から創造力―自然と技術の視点から
(1990/07)
西堀 栄三郎

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ちなみに本書はリーダーシップについて書かれた部分は1章分にも満たないが、非常に簡潔に西堀さんの考えがまとめられている。

リーダーシップを一言でいうなら、「組織の目標を示し、役割を決め、メンバーが自身の努力により達成に導くようモチベートすること」としている。

他に重要と思った部分は以下の5つ
・ 具体的な方法についてはチームメンバーの自主性に任せ、メンバーの自主管理能力の向上を考えて教育する
・ 不測の事態に慌てふためかない「平常心」が必要である。「平常心」が自信につながり、アイデアも浮かびやすく、分岐点での判断も誤らなくなる
・ リーダーの素質は生まれながらのものだけではなく、日常のたゆまない努力により醸成される
・ リーダー個人の力には限界がある。メンバー全員のパフォーマンスを最大化することが重要である
・ 「任せる」と「放任」は違う。真剣さを持ってメンバーへの強い関心を持つこと

そして本書のメインは、技術、技術者としてのあり方についてであり、西堀流「技士道」がもっとも読み応えがある。

私は典型的な文系タイプの人間で、仕事内容もいわゆる研究開発や生産・品質管理とはほど遠いが、とても感銘を受けた。

というのも、西堀さんの定義する「技術」とは、道具や機械に結集した部分だけでなく、組織をどのようにシステム化するかとか、経営をどうしようとか、販売はどうするかといったノウハウ、あるいは現場での熟練、手法、技能などあらゆるものを含んでいるとしている。

そうすると本書の全ての要素が我が事として読むことができ、虚心坦懐に物事を見つめ、創造力を働かせて生きるという西堀流の生き方がとても興味深く、一気に読み終えたが、直ぐに読み返すほどの勢いだった。

しかし初版からすでに20年近く経つ古い本であるが、今読んでも全く古さを感じないどころか、少し前のライブドア事件などに対する、企業のモラルに対する警鐘や、弱くなってきた日本のものづくりに対する提言としても読めるし、色あせないどころか現代にもずばり当てはめて読める。

こういう本を普遍的な良書と言うんだろうな。
子供ができて中学生くらいになったら、ぜひ読ませたいと思う。

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