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今日も元気にビジネススクールへ。

今その道中だが、昨日の授業「マーケティングⅠ」のケースがユニークな内容で面白かったので記してみる。

ケースの題材は、小泉首相率いる自民党が2005年の衆議院議員総選挙で大勝した。その選挙戦略を特に最大野党の民主党と比較し考察してみるというもの。



コンセプトから見てみると、

自民党は「郵政民営化」を約束する!という1つの公約のみフォーカス。
対する民主党は、「社会保険庁解体、年金一本化、議員年金削減、議員数削減等々、多数の歳出削減をかかげ、合計10兆円の削減をめざす」というコアメッセージがなく、八方美人な従来型の公約をかかげていた。


浮かび上がってくる自民党の戦略は、

“構造改革”≒「郵政民営化」とシンボル化してしまい、他にどんな良い公約を山ほど掲げようが、「郵政民営化」に反対する限り、構造改革反対派、古い考え/体制の政党、イケてない、という印象を国民に持たれてしまうように仕向けた。

これは(なんだかよくわからないけど)改革するって約束してるし、日本を変えてくれそうな自民党(小泉さん)と、その“改革を阻害するもの”(自民造反組、民主党等)という完全な2つの対抗軸を作り上げた。いわば国民の意識、考えの土壌を先に構築してしまったことがマーケティング上、最大のポイントと思われる。

メッセージの極端なまでの単純化と一貫性、論点の対抗軸構築(改革に前向きか後ろ向きか)という2つの戦略(*)で国民に訴求し、結果として異常なほどの大勝利を得た。
(*)もちろん他にもセグメンテーション等、戦術レベルの論点はいろいろあるが

後から分析してみると、なんだ簡単な戦略だなと思うかもしれないが、選挙前の2003年、2004年は民主党が優勢で、自民は戦略を誤れば与党陥落という大事な総選挙だった。こんな状況でこのような思い切った戦略を打てるか、もっといえば考えついたか、という点を考えてほしい。

最初から狙ってこの戦略で戦ったのであれば、自民党の選挙対策委員や関わったコンサルタントなどのブレーンはかなり優秀だったのではないかと想像する。



こんな特定の企業以外を題材にしたケースも新鮮でGood。

来年はアメリカ大統領選挙(オバマ vs ヒラリー)を分析してみたいな。
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05.20 (Tue) 18:24 [ MBA ] CM0. TB0. TOP▲
  
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