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私塾のすすめ ─ここから創造が生まれる (ちくま新書 (723))私塾のすすめ ─ここから創造が生まれる (ちくま新書 (723))
(2008/05/08)
齋藤孝 梅田望夫

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★★★★★

本書は、『ウェブ進化論』の著者である梅田望夫さんと、『声に出して読みたい日本語』の著者、齋藤孝さんの対談である。

===========<目次:梅田さんのブログから引用>===================

第1章 志向性の共同体
明治と現代 / ロールモデル思考=あこがれる力 / ロールモデルを消費する / 「自分探し」への違和感 / 「けものみち」には直感が大事 / 二十年前にもしブログがあれば… / 「志向性の共同体」と創造 / ネットの中で「あこがれのベクトル」を見つける / 「空気」をつくるのがリーダーの役目
コラム 梅田望夫「私のロールモデル」
第2章「あこがれ」と「習熟」
機能不全に陥った教育 / 上を伸ばすか、全体の底上げをはかるか / 祝祭的な学び体験を重視する / 「あこがれ」と「習熟」 / コンサートツアーかアルバムづくりか / ブログ執筆と出版 / 万単位の人からの喝采体験 / オリジナリティ重視か定着重視か / ネットは私塾 / 全日本国民に対してか十人に対してか
コラム 齋藤孝「私のロールモデル」
第3章 「ノー」と言われたくない日本人
「寒中水泳」ではもぐってしまったほうが楽 / 「組織に与えているもの」と「組織から与えられているもの」 / 量をこなすことをおそれない / 打席にどんどん立てばいい / 自分のなかに「私淑する人」をつくる / 「好きな仕事」でないとサバイバルできない / メンタル面での自己浄化装置をもつ / 「心で読む読書」、心の糧になる言葉をもつ
コラム 梅田望夫「私の座右の書」
第4章 幸福の条件
生活が作品 / 「いかに生くべきか」を考えることは無駄か? / 大陸的タイムスパン / やらないことを決める / 優先順位のつけかた / 「ウェブの細道」 / 「How are you?」はなぜいつも「Fine」か
コラム 齋藤孝「私の座右の書」
おわりに -- 私塾による戦い(梅田望夫)

=======================================

*各章の間のコラムも面白い。


梅田さんの著書は「ウェブ進化論」、「ウェブ時代をゆく」、「ウェブ時代 5つの定理」の3冊は読んでいたが、齋藤さんの著書は読んだことがなかった。だから齋藤さんについてはどのような方か全く知らないまま読んでみたが、根底にある進化(成長)したい、させたい欲求という「志」の部分は梅田さんと同じで、2人ともとても熱い。

2人が注力している方向性や方法は異なる。梅田さんは未来志向、齋藤さんは今をどう改革していくかという現実志向。手法が違うため意見のぶつけ合いが熱くもあり、爽やかに分かり合っている姿が印象的だった。

内容について感銘を受けた部分は、

・ロールモデル(人生のお手本、見習うべき人)を持つ
ナポレオンや福沢諭吉、感銘を受けた本の作者の生き方や時間の流れ方などを、自分の人生において迷ったときの指針としたり、挑戦する際に成功事例として活用すること。

・私淑する
直接会ったこがない人(これはと思ったブログの著者など)でも、かってに師として仰ぎ、学んでしまうこと。(読書やブログ参照をただ「知」の吸収とするのではなく、「心」で理解して体現することとしている。なるほど大事だ。)

・あこがれをもつ
ロールモデルや私淑することとも合わせて、なにかに強烈にあこがれをもち続けること。そしてそんなあこがれを持ち続けている人に、他者は熱を感じ引き寄せられる。

このような熱を持ったリーダーを中心に、同じ志向を持つ人たちが集まり、化学変化を起こしながら高めあっていくこと。そんな世の中になればいいな、という主張が中心である。

もう少し具体的には、ブログなどのオープン化されたネットワークやオープンソースなどを通じて「志向性の共同体」が生まれつつあるが、もっと幕末の松下村塾や適塾などのような熱い志をもった共同体が複数発生し、若い世代が活性化していくことが日本の未来を切り開くのでは、としている。

この主張には「幕末マニア」であることも手伝って、激しく同意するところである。
読んでいて熱くなった、というか激しくやる気がでた。 


まだ終わらない。 その他にも、

両者は時間の有限性についてかなり真摯に受けてとめている点。成すべきことを成すためにはあまりにも時間が足りない。そのために生活の原則を設けてやるべきこと、「やらないこと」を厳格に決めて生きている。このあたりも見習う必要があると強く思った。

あと、「生活が作品」という考え方。(以下梅田さんのコメント)朝から晩までで、いつ何をやるか。「時間の使い方」に徹底的にこだわります。あるやり方をどのように続けていき、いつがらりと変えるか。その全体が作品だという気持ちを強くもっています。(引用終わり)

単にスケジュールを管理することとは違った次元で日々を捉えている。これは正直目からウロコが落ちたが、どちらも実践するには相当な決意とモチベーション、実行力が必要だ。


などなど、挙げればきりがないというくらい予想以上の名著だった。モチベーションが下がったときには特効薬となりそうな一冊だ。


ちなみに現在私が通う早稲田BSは少人数制で、ある程度専門性を持ったモジュール別の構成(ゼミのようなもの)になっている。従って内田さんという熱いリーダーを中心に、同じ志向性をもった仲間たちで形成される、本書でいう私塾のようだなと思った。


あと、、、このショボいヒット数&コメントも少ない当ブログもなんとかしたいところで、私塾化の実現なんてまだ望むべくもないが、いつの日か、私自身の成長の先にはそういった未来があるかもしれない。と信じてまずは書き続ける努力くらいは続けようと思う。

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