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ブルー・オーシャン戦略 競争のない世界を創造する (Harvard business school press)ブルー・オーシャン戦略 競争のない世界を創造する (Harvard business school press)
(2005/06/21)
W・チャン・キム、レネ・モボルニュ 他

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★★★★★

ゼミの課題になっているため、3年ぶりくらいにガッツリ再読。
(以下経営論が中心で真面目な内容ばかり。しかも長文。書評も2回目。)

正直言うと、レッドオーシャン=既存の競争市場 vs ブルーオーシャン=未開の市場空間、くらいしか覚えてなくて、ポーターの競争戦略における差別化戦略を徹底したものだったり、セグメンテーションとポジショニングを拡大解釈しただけだったような、、、レベルの認識だった。

ところが3年前に比べて経営戦略の基本的な知識が増えたためか、ブルーオーシャン戦略のユニークさに今回読み直してみてやっと気がついた。

まず一番根本的な既存競争戦略との違いは以下の通り。

ポーター先生にいわせると取れる戦略は3つのみ
・コストリーダーシップ戦略
・差別化戦略
・集中戦略(ニッチ)

そしてコストリーダー(最安値)と差別化(特定領域に高付加価値)は同時に成り立たない。なぜなら価値があるものにはコストがかかるから、とされている。

だがブルーオーシャン戦略では、バリュー・イノベーションを実現させることにより、コストリーダーと差別化を同時に達成して、新たな価値を市場に提供するというものである。


というわけで、根本から理解してなかったことにすぐ気づいたから、途中からかなり真剣に読んでみた。
そしたら新鮮(笑)で目からウロコな示唆や具体的な戦略ツールがたくさんあった。

例えば市場ターゲットの選択にしても、

近年のマーケティング手法のトレンドは、“One to Oneマーケティング”という徹底したセグメンテーション手法。究極は顧客1人1人の嗜好や価値観などに合わせるこのアプローチ手法が差別化に最も効果的とされている。

一方ブルーオーシャン戦略では、このような既存顧客のセグメントを深堀していくのではなく、逆に広く異なる顧客層に共通する価値を見出し、そこに特化する。そしてその共通する価値以外の部分をそぎ落としてシンプル化し、コストも抑える。

バリューイノベーションの土台となる考え方のひとつだけど、示唆に富んでいると思いませんか?


フレームワークも充実していて、個人的に使えそうだと思ったものは、「戦略キャンパス」、「アクション・マトリクス」、「PMSマップ」、「買い手の効用マップ」の4つ。どれも事例が多くわかりやすかったし。(日本企業の事例もiモードやQBハウスなどが出てきます)


あと理論だけでなく、実際に戦略を決めてから実行フェーズに移った際の、組織面での注意点や実行プロセスのアドバイス等、7,8,9章でたっぷり事例と共に解説されている。(NY市警の事例が秀逸)

最後に、本書のブルーオーシャン戦略が優れていると思ったひとつに、新しい発明やイノベーションのジレンマなどと違って、テクノロジーによるイノベーションが必ずしも必要ではなく、買い手の価値が大きければ既存のサービスや技術でもバリューイノベーションをおこせるという点。


これも必読書。バリューブレイクスルーをおこしたい(儲けたいw)!

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コメント

ブルーオーシャンはすぐに真似されてレッドオーシャンになると思うんだけどその辺はどう書いてあるのか教えて欲しいっす!
---------- shiko [ 編集] URL . 05/04, 21:15 -----

いつかはブルーオーシャンもレッドオーシャンになる宿命は変えられない。だから永遠のエクセレントカンパニーなんて存在しない、というのが筆者の主張で、だから絶えずブルーオーシャンを開拓し続けろ、もっというと、ブルーオーシャンを開拓することすらプロセス化してしまえ、ということを言っています。

ブルーオーシャン戦略が偶然見つけた新領域や新製品による“ただの先行者利益”と勘違いされがちなんだけど、そうではなく、バリューイノベーションをキッチリ出した上でプルーオーシャンを切り開けば、その参入障壁はかなり高いということ。
筆者の統計では「10年から15年はもつ」そうだ。本書が300ページほどあるのも、単なる差別化戦略じゃなくて、他社が思いつかない、できない、バリューイノベーションをいかに起こすかをネチネチ書いているから。
故にはまればブルーオーシャン戦略は模倣し辛く、そうでないと意味がないということかと思った。


また、前回紹介した「マーケティング22の法則」にある1番手の法則にもあるように、単純に1番手として先陣をきることによるメリットも大きい。

具体的には顧客の認知やロイヤリティを最初に得てしまえば(ブランド・エクイティ)、2番手以降の模倣者はかなりのコストをかけないとその認知を超えられない、という参入障壁を築ける。


全面的に賛成とはさすがに思わないけど、仕事で使えそうな考え方やツールが何個かは絶対見つかると思うので、時間があったら読んでみて。

---------- S.Hayato [ 編集] URL . 05/04, 23:00 -----
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