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内田先生の著書『論点思考』がAmazonで予約開始になっています。発売は明日1月29日。

論点思考論点思考
(2010/01/29)
内田 和成

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2007年11月21日のエントリで紹介した『仮説思考』の続編です。その書評を書いた頃はまだ早稲田MBA入学前。そこから筆者である内田先生のゼミに入り、続編である本書『論点思考』の草稿を読ませて頂いて、校正のお手伝いや意見をさせて頂くなんてことになるとは当時は想像もしていなかった。。。

ちょうど昨日、内田先生と田原総一郎さん主催の大隈塾(リーダーシップ論)が最後の授業だったり(これは後ほど別エントリで)、本エントリを書きながら節目を迎えているなと、感慨深い気持ちに浸っています。


さて、本書の紹介ですが、まずは中身の紹介を内田先生のブログから。

==以下抜粋===================================
中身ですが、前作「仮説思考」ではビジネスパーソンにとって非常に重要な問題解決をいかに効率的かつ効果的に解くかと言い視点で書いています。
それに対して、今回の「論点思考」では、ポジションが上がって意思決定者に近づけば近づくほど、大切なのは問題を解決することではなく、正しい問題を解くことだというのが出発点になっています。

BCGではこれをIssue(イシュー)と呼んで、毎日のように、このプロジェクトのIssueは何か、あるいはこの課題に答えるには解くべき論点は何かといった会話が飛び交っています。
そうしたIssue oriented なアプローチを一般ビジネスマンが使うにはどうしたらよいかと考えたのがこの本なのです。

==抜粋終わり==================================

論点思考とは、一言でいえば「物事の本質はなにか」ということを常に考える、ということなんだと個人的には思っている。先生の紹介と重複するけど、ポジションが上がれば上がるほど、この部分が間違っていたりブレたりすると、組織が間違った方向へ向かって進んでしまって致命的な問題に発展する。

普段の業務でも、案件を取ってきて、さてどのプロジェクトマネージャー(PM)に任せるか?という時に、判断基準としてクライアントの心が読める(クライアントの論点を捉えている)PMか?そうでないPMか?という点は技術スキル以上に重視していた。

これは問題が起きた際になにを優先するか、スケジュールを守ることか?追加投資を発生させないことか?契約でうたった機能を100%守ることか?手間を増やさせないことか?等々、その担当者、その業務、そのタイミング、などによって論点は変わってくるが、それを機敏に捉えて適切に対応できる人は安心できるが、契約書に書かれたうわべの言葉しか頭にないPMでは安心できない、ということだ。


また、本書はある意味でリーダーになるための自己啓発本とも感じた。

リーダーシップに関する本は星の数ほどあるが、その中で「ビジョンを持っていること」や「ゴール(目的)を設定すること」などのような、組織の目的を決めるという要素の重要性は必ず記述されているが、ではどうやってそのビジョンを設定するか、その設定能力をどのように高めるか、ということについて詳しく書かれた本は私が知る限りあまり目にした記憶がない。

そんなわけで本書はリーダーシップ論としても価値があるんじゃないかな。


『知識は陳腐化するが、考える力と考え方は陳腐化しない』by 内田和成

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久々の更新です。

師匠がいよいよ新刊を上梓されるとあっては、告知しないわけにはいきません。

『異業種競争戦略  ビジネスモデルの破壊と創造』 日本経済新聞社 内田和成著

内容は先生が専門にされている異業種競争戦略(異業種格闘技)、一見関連性がないと思われる企業が実は最大のコンペティターだったり、逆に完全な競合関係にあると思っていた2社が実は全く競い合っていなかったり、そういった競争の仕組みを見極める競争戦略の教本です。

企業のコア・コンピタンス、ビジネスモデル、儲けの源泉、それらの本質を見極め、真に競う相手はだれか、どのように打ち勝つか、そういった視座を得るための訓練に抜群の一冊になっています。
(発売は11月10日ですがゲラは見せて頂いた)

ちなみに早稲田MBAの内田ゼミの演習や、先生が受け持たれる競争戦略研究、戦略とマーケティングなどといった授業では、ポーターをはじめとする基本的なマーケティングを押さえた上で、さらに一歩進んだこのようなテーマで授業が繰り広げられています。
より深く学びたいと思った有志は、ぜひ早稲田MBA(内田ゼミ)の門をたたいてください!


当たり前のことを当たり前に、みんなと同じことをただ真面目に考えているだけでは競争に勝てない。

そんなことを考えたことがある人はぜひ本書を手に取られてみては。


師匠のブログ⇒内田和成のビジネスマインド
先月のゼミ合宿にて、リーダーシップについてディスカッションするということで、そのベースとして課題図書にした一冊です。

創造力―自然と技術の視点から創造力―自然と技術の視点から
(1990/07)
西堀 栄三郎

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ちなみに本書はリーダーシップについて書かれた部分は1章分にも満たないが、非常に簡潔に西堀さんの考えがまとめられている。

リーダーシップを一言でいうなら、「組織の目標を示し、役割を決め、メンバーが自身の努力により達成に導くようモチベートすること」としている。

他に重要と思った部分は以下の5つ
・ 具体的な方法についてはチームメンバーの自主性に任せ、メンバーの自主管理能力の向上を考えて教育する
・ 不測の事態に慌てふためかない「平常心」が必要である。「平常心」が自信につながり、アイデアも浮かびやすく、分岐点での判断も誤らなくなる
・ リーダーの素質は生まれながらのものだけではなく、日常のたゆまない努力により醸成される
・ リーダー個人の力には限界がある。メンバー全員のパフォーマンスを最大化することが重要である
・ 「任せる」と「放任」は違う。真剣さを持ってメンバーへの強い関心を持つこと

そして本書のメインは、技術、技術者としてのあり方についてであり、西堀流「技士道」がもっとも読み応えがある。

私は典型的な文系タイプの人間で、仕事内容もいわゆる研究開発や生産・品質管理とはほど遠いが、とても感銘を受けた。

というのも、西堀さんの定義する「技術」とは、道具や機械に結集した部分だけでなく、組織をどのようにシステム化するかとか、経営をどうしようとか、販売はどうするかといったノウハウ、あるいは現場での熟練、手法、技能などあらゆるものを含んでいるとしている。

そうすると本書の全ての要素が我が事として読むことができ、虚心坦懐に物事を見つめ、創造力を働かせて生きるという西堀流の生き方がとても興味深く、一気に読み終えたが、直ぐに読み返すほどの勢いだった。

しかし初版からすでに20年近く経つ古い本であるが、今読んでも全く古さを感じないどころか、少し前のライブドア事件などに対する、企業のモラルに対する警鐘や、弱くなってきた日本のものづくりに対する提言としても読めるし、色あせないどころか現代にもずばり当てはめて読める。

こういう本を普遍的な良書と言うんだろうな。
子供ができて中学生くらいになったら、ぜひ読ませたいと思う。

『競争戦略研究』という授業のグループ課題について、おもしろいアイデアを出せないかと知恵を絞ってますが、ぜんぜん閃いてこない・・・

戦略の方向性はグループの仲間がすでにまとめているので、私としてはなにか味付けのようなものを出せればと思っているが、なかなか上手くいかない。


というわけで、昨年読んだこの本を思い出した。

ザ・チョイス―複雑さに惑わされるな!ザ・チョイス―複雑さに惑わされるな!
(2008/11/08)
エリヤフ・ゴールドラット

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ゴールドラッド氏といえば「ザ・ゴール」シリーズが有名だが、本書はそのシリーズ最新作。
(そういえば2007年末に「チェンジ・ザ・ルール」というシリーズの1つを紹介していた)

本書もゴールドラッド氏得意の「物語」形式になっていて、ビジネス書に抵抗がある人にも読みやすくなっている。(といっても登場人物はゴールドラッド氏本人と、実の娘さん(エフラット)の二人による対話形式)

このシリーズが評価される理由は、物語形式そのものによるわかりやすさではなく、構成にあると思う。

理解しやすい本質は「問題提起」⇒「ケース(具体例)」⇒「抽象化(本質的な命題)」という形にあると思うが、本書の対話形式はまさにその形になっている。

本書でも、エフラットが問題提起、ゴールドラット氏がその問題について想像力が足りないエフラットに様々な事例を交えて説明し、なんども本書の命題である、↓に落とし込んで理解させます。

本書の命題
「ものごとをシンプル化せよ」ということ

どんなに複雑な状況でも、予断を排除し、原因と結果、前提と結論を見極め、シンプル化すれば本質が見える。そうすれば打てる手は限られ、行動に移せる。

ということを様々なシチュエーションで説明している。

ものごとの本質を熟考することの大切さは確かにその通りと思う。表面的な言葉尻や感情、目に見える具体的な問題に囚われ過ぎないようにしたい。


本書は今までのシリーズとちょっと趣きが違うような気がしたので、好き嫌いは分かれると思う。
(少し概念的というか哲学的?そして人生訓的な要素が本シリーズにしては珍しく多かった)


さ、課題のテーマについて本質を考えるとするか・・・

前エントリからの続きを新幹線の車中で書いています。

外資系トップの仕事力―経営プロフェッショナルはいかに自分を磨いたか外資系トップの仕事力―経営プロフェッショナルはいかに自分を磨いたか
(2006/09/08)
ISSコンサルティング

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気になったところその②. 事業戦略の幹をつくり、太くすることの大切さ

LVJ藤井さんのSAPジャパン代表の頃と、日本エマソン山中さんのGEプラスチックス・ヨーロッパ時代のエピソードが本質的に共通する内容で、私にとって非常に興味深かった。

藤井さんは、当時のSAPの売上は600億円だったが、3000億円の会社だと言っていた。
その意味するところは、SAPのライセンスフィーだけでなく、ハード、ソフト、コンサルティングなど、裾野につくられる市場全体を考えていたから出てきた数字だ。

そして藤井さんは自社の利益だけでなく、全体が儲かる仕組みを考えて、そのシステム全体を大きくするということに注力し、そして実際にその市場が大きくすることに成功、結果的にSAPも売上が3倍に伸びた。

山中さんは、GEでは事業全体の幹をつくり、それを太くすることに専念し、枝葉はあとから考える、というスタイルの大切さを学ばれた。というのも、枝葉から考えると戦略的な幹がぼけてしまい、妥協してしまうからだそうだ。

両者に共通することは、事業を大きくしたかったら、近視眼に陥ることなく大局から事業戦略を考えよということだ。

(以下はIT業界の専門用語がたくさん出てきますが、注釈は入れません。いろいろあるんだな、くらいに思って流してください^^)
現在私が携わっている事業は、B2B、SCMに関連するアウトソーシングを中心としたITサービス事業で、特に国際間の企業と企業のプロセスを“繋ぐ”部分のデータ連携や加工を得意ソリューションとしている。

よって顧客側の基幹システム開発や、ましてやハードウェア等、弊社から直接提供しないサービスに関しては全く関知していない。

だがB2B、SCMを取り巻く全体の要素を見渡せば、例えば顧客側のWMSやTMSはもちろん、販売管理系や会計系アプリケーション、需要予測系アプリケーション、貿易管理系アプリケーションなど、さらにはPOSやHandy-Terminal、RFIDまで、かなり広域な市場が広がっている。

そして各要素に注力するプレイヤーはその要素以上に多岐に渡るが、お互い直接的に利害が発生しないため、それぞれのプレイヤーが独自のマーケティングや販売戦略を行っているのが現状だ。

私が知る限りこの市場でみんなが儲かる仕組みを考え、実行まで移せた企業は未だ存在していないはずなので、ここでシステムを作ることは大きなチャレンジかつチャンスではないだろうか。これは本気で考えてみる価値がありそうだ。


気になったところその⑤まで書こうと思うので、またしても長くなります。
↓↓↓

前エントリに続き、Ⅰも刺激的で考えさせられる部分も多かったので紹介しておきます。

外資系トップの仕事力―経営プロフェッショナルはいかに自分を磨いたか外資系トップの仕事力―経営プロフェッショナルはいかに自分を磨いたか
(2006/09/08)
ISSコンサルティング

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やっぱり今回も長文になるので、いつものように興味がある人だけ続きを読んでくださいね。

「グローバル・キャリア」という講義と修士論文のテーマ探しのため、
なんとなくよさげと思って読んでみた1冊。

それが大当たり。かなりキャリアについて勇気とモチベーションを頂けた。

外資系トップの仕事力II―経営プロフェッショナルはいかに自分を高めたか外資系トップの仕事力II―経営プロフェッショナルはいかに自分を高めたか
(2008/10/03)
ISSコンサルティング

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今日は超長くなったので、興味と時間がある方だけ読んでください(笑)


『経営戦略Ⅰ』の参考図書。
クリステンセンの『イノベーションのジレンマ』の続編で、“破壊的イノベーション”についてより深く分析されている。
前作では理論的裏付けに重きを置いていたが、本作ではより実践的に戦略策定のプロセス(市場分析、事業範囲策定、組織戦略等)について考察されている。

個人的に前作のイメージはアカデミックな学術論文を読んでいる感じがして、論旨はよく理解できたが、いまいちビジネスに生かすイメージが浮かび難いという感は拭えなかった。その点本書ではよりビジネス色が強く、というかかなり実践的になっていて腹落ちしやすくなっていた。

本書の実践編も出版されており、タイトルの通りより実際のビジネス向けになっていそうなので、ぜひ続けて読みたいと思う。


イノベーションへの解 収益ある成長に向けて (Harvard business school press)イノベーションへの解 収益ある成長に向けて (Harvard business school press)
(2003/12/13)
クレイトン・クリステンセンマイケル・レイナー

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授業でケースをやってみてわかったが、ブルーオーシャン戦略のストラテジー・キャンバスを使った分析と合わせて本書の破壊型イノベーションの分析をすると、より明確に成功企業の競争優位が明確になる。“持続的イノベーション”か、“ローエンド型破壊”か、“新市場型破壊”か、迷ったらストラテジー・キャンバスを書いてみるとすっきりする。(ブルーオーシャン戦略と破壊的イノベーションが100%イコールではないことに注意)

まあ本書の理論を完璧にマスターしたからといって、当たり前だけどかならず勝てる事業を見出せるかというと、それは別問題。

だけど、もしあなたが新事業の立ち上げを企画中なら、その事業がどのタイプに当てはまるか、そしてそのタイプごとに有効とされている戦略の打ち手はどういったものがあるか、またリスクとして注意する点はなにか、そいういったものが整理されている(“過去の例”から)ので、読んでおいて損はないと思う。

人事マネジメントの最終課題作成のために読んだ一冊。

課題とは、小型精密モーターA社のケースを読んで、その会社に適したアセスメントシステムを構築し、理論的裏づけも含めてレポートにまとめるというもの。

課題作成のために読んだ、といっても講義で配布された資料や参考資料だけでも結構な量で、しかもWebからも情報収集ができるから、本来は本書レベルの専門書は読む必要はない。

でもHR分野は採用のインタビューくらいしか実際には関わってこなかったので、この機会に深く理解するため本格的な本書を腰を据えて読んでみた。(エライ)

人事アセスメントの科学―適性テスト、多面観察ツール、アセスメントセンターの理論と実際
(1998/01)
二村 英幸

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★★★★

勝間式「利益の方程式」 ─商売は粉もの屋に学べ!─勝間式「利益の方程式」 ─商売は粉もの屋に学べ!─
(2008/04/04)
勝間 和代

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★★★★

ブルー・オーシャン戦略 競争のない世界を創造する (Harvard business school press)ブルー・オーシャン戦略 競争のない世界を創造する (Harvard business school press)
(2005/06/21)
W・チャン・キム、レネ・モボルニュ 他

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★★★★★

はじめての課長の教科書はじめての課長の教科書
(2008/02/13)
酒井穣

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★★★★

変人力―人と組織を動かす次世代型リーダーの条件変人力―人と組織を動かす次世代型リーダーの条件
(2007/12/07)
樋口 泰行

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★★★★★

戦略「脳」を鍛える戦略「脳」を鍛える
(2003/11/14)
御立 尚資

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★★★★★

経営者になる 経営者を育てる経営者になる 経営者を育てる
(2005/06/10)
菅野 寛

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★★★★★

イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき (Harvard business school press)イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき (Harvard business school press)
(2001/07)
クレイトン・クリステンセン玉田 俊平太

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★★★★★

ブルー・オーシャン戦略 競争のない世界を創造する (Harvard business school press)ブルー・オーシャン戦略 競争のない世界を創造する (Harvard business school press)
(2005/06/21)
W・チャン・キムレネ・モボルニュ

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★★★★

IT 日本が欧米に勝てない理由(わけ)IT 日本が欧米に勝てない理由(わけ)
(2006/05)
秋山 鷹志

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仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法
(2006/03/31)
内田 和成

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★★★★★

チェンジ・ザ・ルール!チェンジ・ザ・ルール!
(2002/10/11)
エリヤフ・ゴールドラット

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★★★



  
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